はじめに
この記事ではIT業界1年目で応用情報技術者試験(以下:応用情報)に合格できた私が行った午前試験対策をまとめました。
IT業界の経験が浅くても応用情報に合格したいという方に向けて参考になればと思い執筆しました。
【↓午後試験対策の参考はこちらへどうぞ↓】
筆者の受験時スペック
私が応用情報を受験・合格した時のスペックを記載します。
【IT実務面】
IT業界1年目、客先常駐にてWebアプリケーションの保守改修を担当する
(Javaコーディング・テスター・ドキュメント作成)
【合格時に取得済の資格】
ITパスポート、基本情報技術者試験(CBT形式)、情報セキュリティマネジメント試験、JavaSilver(SE11)
IT業界に転職したばかりの方には上記スペックに近い方、ないしは上記スペック以上の方もいらっしゃると思います。
応用情報合格時の点数と午後試験で選択した問題
受験回:令和6年 秋期 応用情報技術者試験
午前得点:68.75点
午後得点:60点
(選択問題:経営戦略・プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント・システム監査)
基本情報技術者試験(以下:基本情報)を6月に合格してから直ぐに応用情報技術者試験の対策を始めました。
基本情報技術者試験の対策で約6か月、応用情報技術者試験の対策で約4か月費やしました。
ギリギリ合格で威張れる点数ではありません。
しかし一発合格するために自分なりに戦略を考え、計画立てて進めてきました。
参考にしていただける点があると幸いです。
午前対策の教材
参考書は網羅性の高いと思ったものを選びました。
また私は文章とイラストが程よい参考書が読みやすいタイプなので、この本があっていると思い購入しました。
「迷ったらこの本!」とおすすめできるくらい、内容は充実していると思います。
ただ、人によっては読みづらい、頭に入ってこないといった相性もあるかと思います。
まずは一度本屋で他の参考書含めて立ち読みしてから購入するのが一番良いと思います。
応用情報を受ける方の殆どは利用していると思われる、非常に内容が充実しているサイトです。
特に過去問対策では必須と言えるほどです。
ユーザー登録すれば間違えた問題を再度出題することができるなど、このサイトで午前通過できる点数まで学習することが可能です。
午前問題対策が一通り終わった後に、どうしても理解ができなかった分野の学習用として購入しました。
過去問道場より問題数は少ないですが一問当たりの解説が多いので理解を深めることができました。
もう一押しの点数が欲しいと思っていたところをこの問題集で対策できたのは良かったです。
午前試験対策のポイントは?
午前試験対策のポイントは「知識を体系的に覚えること」「過去問を周回すること」の二本柱と考えています。
応用情報は基本情報と違い、午後試験にて応用情報の試験範囲の知識について求められます。
もし過去問周回しかしなかった場合には、午後問題で「○○の状況ではどのような対応が適切か」といった問題が出題された時に答えることが難しくなります。
この対策のため、午前試験対策の段階で知識を体系的に覚えることを意識します。
一通りテキストを読み終えた後は過去問をひたすら周回します。
具体的に行った午前対策
進め方は基本的に3段階で考えました。
第一段階:知識のインプット
(合格教本を一周する)
第二段階:知識のアウトプット
(過去問を解き合格ボーダーまで点数を上げる)
第三段階:知識の定着
(点数を安定して取れるように毎日少しづつ合格教本の再読&過去問を解く)
まず「第一段階:知識のインプット」として合格教本を一周することから始めました。
応用情報の午前試験は基本情報の科目Aの難易度が上がったものです。
具体的にどの程度難易度が上がったのか知識的・体感的に確認するために合格教本を読み進めます。
進め方は人それぞれですが、やり方の一つとして「合格教本を一日一章読み進めていく」のがいいと思います。
この段階ではテキストの隅々まで読んで覚えなくてよいです。
全体的な範囲の確認と求められる知識の把握をするのが目的に読み進めましょう。
一周した段階で各章おおよそ5~6割くらいの理解が出来ればOKです。
そこから先の理解は過去問と並行して行っていきます。
基本情報を受かった直後に勉強を始める場合でも、応用情報の学習範囲と難易度の確認をし、
知識の体系化を行うためにも一度テキストを一周するのが良いと思います。
なお、あまり覚えていないからと教本二周目に入ってしまうと、
今度は午前過去問対策の時間が減ってしまうので、ここは一周で割り切って次に進みます。
合格教本を一周したら「第二段階:知識のアウトプット」に進みます。
ここでは過去問道場を利用してひたすら過去問を解いていきます。
意識する点としては、問題を暗記してそれと連動する答えを解答するのではなく、
ちゃんと問題文の意味を理解して解答を選択するようにします。
午後試験では知識をしっかり覚えているかを求められます。
過去問を解きながら「知識のインプット」で行ったことと照らし合わせ、理解を深めていきます。
過去問を解いていく流れとしては下記がよいと思います。
過去問一週目:「問題文の意味と一致する解答を覚える」
(※単純な答えの暗記ではなく、意味をきちんと理解する)
過去問二週目以降:「選択肢にあった他の単語(ないしは文章)の意味を覚える」
これを繰り返すことで7割~8割の正答率まで上げていきます。
最後に「第三段階:知識の定着」を行います。
ここまで来ると合格ライン(6割)程度には点数を取れるようになっていると思います。
引き続き過去問を解き、間違えた問題や知識が怪しい部分を合格教本で確認することを繰り返します。
一目見てわかる問題や完全に理解した問題になるまで何回も繰り返します。
この繰り返しで苦手な分野を少しでも減らせるように仕上げていきます。
この三段階を経て、午前試験で合格点を取れるように進めていきます。
過去問周回だけで問題ないか
よくネットで見かける意見として「過去問だけ回しているが大丈夫か」というのがあります。
私の意見としては「午前試験を通過するだけなら問題ないが、午後試験対策としては足りていない」と考えます。
応用情報技術者試験の山場は午後試験であり、午前試験はある意味「足切り」の試験です。
その午前試験を通過するための対策として過去問周回だけをやっていると、
問題文×解答の組み合わせで覚えてしまい、
午後試験の知識問題で解答ができないという事態になります。
午後試験の知識試験では手書きで単語を解答する問題や、問題文の事例を元に解答を選択する問題もあります。
その時にちゃんと『ITの知識』を定着させていないと解答が出来ないわけです。
例えば令和6年秋期試験の午後試験-情報セキュリティで、ハッシュ化に関する問題が出題されました。
ここでハッシュ値がどういう理屈で生成されているのか、何故わざわざハッシュ化しないといけないのか、
ハッシュ化することのメリットやハッシュ化の特性について理解していないと、正しく解答ができません。
過去問周回だけだと午前試験では問題文のキーワードを元に4択から回答できますが、午後試験ではこの方法が使えません。
そこで午前試験対策を行いながら、応用情報技術者試験で求められる知識を定着させていく必要があります。
参考書を読んで知識を定着することは一見遠回りに見えますが、午後試験の肝心なポイントで役に立つことがあります。
午前試験対策を行いながら知識の定着を進めていきましょう。
(可能な範囲で)最新技術・最新知識をフォローする
応用情報技術者試験対策を行っていく上で、最新技術に関する知識を問われる可能性があります。
具体的にはDXやAI、機械学習などです。
令和6年秋期試験では、午前試験では「DX」に関する問題が、
午後試験では監査の分野の一部問題で「機械学習」に関する出題がありました。
ただ参考書によってはこの分野のフォローが弱かったりします。
その場合は可能な範囲でネット記事を見るなり関連する単語の意味を調べましょう。
この分野の対策を進められると点数の上乗せに繋がることがあるかと思います。
ただ「ここを押さえておけば大丈夫」という範囲や単語が限定しづらい分野でもあります。
対策が難しい場合は「自分が学習した範囲外が出題されたらしょうがない」と割り切ることも必要です。
(※もし自身が使用しているテキストに関連する知識や単語がある場合は、それをしっかり覚えましょう)
あくまでメイン対策であるテキストと過去問周回を中心に進めていきましょう。
午後試験対策に移る目安
どこかのタイミングで午後試験対策に移らないといけません。
その基準は人それぞれですが、目安としては【初見の回の過去問で7割正解】、
【何回も解いてる回なら8割近く正解】であるといいのかなと思います。
また午後対策は1か月ほどかかると言われております。
この記事では下記を午後試験対策開始の目安を挙げたいと思います。
【午後対策試験に移る時期の目安】
春期試験:3月初旬までに
秋期試験:9月初旬までに
もしかしたら「午前過去問で7割取れていないから先に進むのが不安」ということもあると思います
。
しかし午後で合格点が取れなければ意味が無いので、仮に7割未満の出来でも先に進んでしまいましょう。
午後試験対策に移っても午前対策は続けます
午後試験対策が始まると午前試験対策に割く時間が減ってきます。
ただ午前対策で覚えたことを定期的に振り返らないと、せっかく覚えた知識を忘れてしまいます。
通勤・通学時間などスキマ時間をうまく利用してテキストと過去問で知識の定着&維持を意識してましょう。
最後に
応用情報技術者試験の対策は非常に長い日数を要します。
試験本番までどのような段階を踏んで対策を進めていくのか確認しながら、
一つずつ進めていきましょう!
応用情報の対策参考ページ(HP内リンク)
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